ジャイアンツ・コーズウェー――アントリム海岸の玄武岩柱
「ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸」は、北アイルランドのアントリム高原の端、海岸に位置する自然遺産です。1986年に基準(vii)(viii)で登録され、規則的な多角形をした約4万本の玄武岩柱が中心的な景観をつくります。柱はほぼ水平な区画を形成し、その一部であるコーズウェーの石畳状の地形は海へ伸びています。周囲の崖には、より広い溶岩流と溶岩層の間にできた地層も露出しています。
ここは一般的な景勝地でも、近くにある「ジャイアンツ・コーズウェー」という一点だけでもありません。約5000万〜6000万年前、第三紀の火山活動が地形を生み、崖と柱の研究は北大西洋の地質活動の理解に貢献してきました。近くでは、柱状節理がつくる規則正しい形を観察し、崖上の道からは石畳状の地形が海岸全体の中でどう位置付くかを見ます。スコットランドへ巨人が渡ったという伝説は文化的な結び付きであり、地質の説明に取って代わるものではありません。
遺産の面積は70ヘクタールで、その大部分はナショナル・トラストが管理しています。遊歩道が崖上の眺望と地質地形の近接地点を結び、国立自然保護区やコーズウェー海岸特別自然景観地域など、複数の自然・景観指定も重なります。鉄道の玄関口はコールレーンで、そこからビジターエリアへバスを利用します。目安は2〜4時間。来訪者体験、駐車場、入場は予約してください。保護対象のため、石を持ち帰ることはできません。
