このPlaceがMapに選ばれた理由
ヴィッラ・アドリアーナは、このローマ中心の地図に含まれるティヴォリの訪問先です。正確な住所は Largo Marguerite Yourcenar, 1, 00019 Tivoli RM。アッピア公園の景観とは異なる、皇帝の別荘という選択肢を加えます。ヴィッラ・デイ・クインティーリとは別の場所で、交通、入場、周辺の訪問条件も異なります。二つを同じ郊外邸宅としてまとめて扱わないようにしましょう。
目安の滞在時間は 3〜4 時間です。地域鉄道などの交通に加え、現地で路線バスまたはタクシーを利用します。車を使わない日帰りも可能ですが、オスティアより移動が単純ではないという計画上の注意があります。遠方への移動そのものを旅程に組み込めるかどうかが、選択の分かれ目になります。
入場には VILLÆ の別チケットが必要です。チケットの種類、入口、季節ごとの開館時間は出発前に確認してください。ここをローマ中心部の延長やアッピア公園の代替としてではなく、ティヴォリにある皇帝の別荘を訪れるための独立した行き先として計画することが、ピンの示す性格に合っています。
ティヴォリのヴィッラ・アドリアーナは、近隣のルネサンス庭園、ヴィッラ・デステとは異なる発想でつくられたローマ皇帝の大規模な複合施設です。117年から138年の間、ローマから離れて過ごすための場所として、皇帝ハドリアヌスのために建設されました。理想都市として構想され、ティブルティーニ丘陵の120ヘクタールに、約30棟の建物の遺構が残ります。住居、保養施設、庭園、水の施設が一体となった空間です。
一見すると無秩序に見える配置にも、複数のまとまりがあります。いわゆるギリシャ劇場とクニドスのアフロディテ神殿、皇帝の中心施設、浴場、リリーポンド、ロッカブルーナの塔、アカデミーなどがその例です。黄金広場には、チポリーノ大理石とエジプト産花崗岩の列柱を交互に配した巨大なペリスタイルがあります。円形の海洋劇場では、人工島と小型の邸宅を囲むイオニア式の大理石列柱が、皇帝の私的な隠れ家を思わせます。
同じティヴォリにあるためヴィッラ・デステと混同されがちですが、こちらは初期ローマ帝国の遺構であり、エジプト、ギリシャ、ローマの文化を建築の中で組み合わせた場所です。地下のクリプトポルティクスと回廊、ペチェレを含む庭園、巨大なニンファエウム、反射池、使用人の住居が、全体の複雑さを伝えます。長い損傷と放置の後、1461年の再発見は古典建築の研究を促し、後世の建築家やデザイナーにも影響を与えました。1999年、基準(i)(ii)(iii)による文化遺産として登録されています。皇帝の都市計画、文化の融合、そして古典建築が後世に残した影響を考える場所です。