イヴレーア:産業を社会都市として設計した場所
イヴレーアは、イタリアの世界遺産に20世紀の物語を加えます。ピエモンテ州のこの文化遺産は、基準(iv)により2018年に登録されました。オリベッティ社が構想した産業・社会文化プロジェクトとして、製造施設、管理部門、社会サービス、公共空間、住宅を含みます。タイプライター、機械式計算機、デスクトップコンピューターを生産した企業の活動を通じて、生産、建築、都市生活を一体で考えた試みが残されています。
都市の形と建築の大部分は、アドリアーノ・オリベッティの時代、1930年代から1960年代に設計されました。1947年にイヴレーアで創設されたコミュニティ運動の理念も反映されています。中世の町割りが古さによって評価されるのとは違い、ここでは産業の変化、機械産業からデジタル産業への移行に対応した近代的な都市像が重要です。空間計画、公共建築と広場、住宅、現存する内装が価値を構成しています。
ただの工場博物館でも、古い歴史地区でもありません。職場、サービス、住まいの関係を含むモダニズム建築と社会的供給のまとまりが認められています。一方、非住宅建築の多くでは本来の機能が失われ、一部の工場建築や内装が劣化し、空き建物も少なくありません。新築や大規模改修は真正性に影響し得ます。住宅は良好または適切な状態にあることが多いものの、将来の保存には適切な用途と、国・州・自治体による連携した保護が必要です。
