ファウンテンズ修道院を映す18世紀の水景庭園
ノース・ヨークシャーのスタッドリー王立公園とファウンテンズ修道院遺跡は、廃墟、水、建物、公園を意図的にひとつの景観へ組み込んだ複合資産です。18世紀の水景庭園と庭園区域がファウンテンズ修道院の遺構を取り囲み、宗教、建築、景観設計にわたる800年以上の営みを示します。ユネスコ上は二つの構成部分に分かれていますが、訪問時には両者の関係が中心となります。
水景庭園はスケル川と周囲の田園から借景を取り入れている点が特徴です。運河、池、滝、芝生、生垣、彫像、庭園建築が、自然の地形に沿って配置されています。修道院遺跡の眺めは偶然の背景ではなく、エイズラビー家の設計に組み込まれた主題です。ファウンテンズ修道院は12世紀のシトー会修道院としても独立した価値を持ち、ファウンテンズ・ホールはエリザベス朝/ジェームズ1世時代、聖メアリー教会は盛期ヴィクトリア朝ゴシックの対照を加えています。
修道院跡だけでは資産の全体像になりません。ファウンテンズ・ホールには修道院から再利用された石材が使われ、鹿園内の聖メアリー教会はウィリアム・バージェスが1871年に設計しました。世界遺産境界はおおむねナショナル・トラストの所有地に沿い、緩衝地帯がより広い歴史的荘園を守っています。滞在は半日から1日が目安です。ハロゲートまたはヨークからバスかタクシーを利用し、ナショナル・トラストの入場手配を推奨します。
