ドーセットと東デヴォン海岸――動き続ける地質の記録
「ドーセットと東デヴォン海岸」は、ほぼ手つかずの海岸線155kmに沿う8区間からなる自然の連続遺産です。2001年に基準(viii)で登録されました。三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の地層が約1億8500万年にわたってほぼ連続して露出し、ひとつの展望地点や町では捉えきれない規模の地質記録を残しています。登録範囲は平均干潮時の水際から、崖の上または浜の背後までをたどります。
価値を生むのは、化石と地形、そして現在進行形の変化が同じ海岸にあることです。海生・陸生の脊椎動物、無脊椎動物の重要な化石産地が点在し、海岸地形は地形形成の過程を示します。侵食と斜面崩壊が露頭を更新し、化石の発見を支え続けるため、ここは固定された地質展示ではありません。300年以上にわたり地質学、古生物学、地形学の研究に貢献し、現在も教育、研修、研究の場となっています。
ひとつの入場施設ではなく、海岸沿いの複数の拠点を選ぶ訪問として計画します。地図に示された鉄道玄関口はアクスミンスター、ウェイマス、ウェアハムで、目安は1〜3日です。一般的な入場料はありませんが、交通やガイド付き活動は確認してください。海岸保全、来訪者管理、化石の研究・取得・保存も管理の一部です。どこまでが計画上の境界かを意識すると、景観の読み方も変わります。
